GOWIN社FPGAを試す
25/4/28
執筆者:
Hiroshi Okawa
後発ならではの快適さ♪

前職在籍中、技術雑誌などで話題になっていたGOWIN社の製品をFPGAの展示会で見つけました。
日本では大手商社丸文などが取り扱っています。
前職企業ではFPGAを採用してませんでしたが、それより前に在籍していた数社ではFPGAやCPLDを使っていました。
ずっと昔はPAL・GALなんてのも使ってましたよ。
おじさんエンジニアには懐かしいかと(笑)
マイコンもいいけど、ハード寄りのエンジニアとしてはGOWIN社のFPGAは押さえておきたいところです。
個人では秋月電子で買える!
機は熟した...という感じですね。
早速秋月電子でTANG NANO 9Kというボードを入手。
USB Type-Cで電源供給・書き込みができるUSBスティックタイプの小さな基板です。
そして、後発ならではでしょうか...なんとmacOSでも開発できます!
今までは仮想環境でWindowsを動かし、その上で開発するしかありませんでしたが、macOSネイティブとなれば、開発者の裾野も広がりそうです。
GOWIN社のウェブサイトでは、なぜかLinuxのページでmacOS版がダウンロードできます(笑)
開発ツールそのものは、使い方はわかりやすいです。
さらに、Qiitaやnoteで先人が記事を書いてくれているので、これらが非常に参考になります。
FPGA評価の定番
4桁7セグのダイナミック点灯
ロータリーエンコーダーの取り込み
を早速やってみました。
いやぁ、覚えているものです。
ツールの使い方や、Verilog-HDLの書き方を調べながらですが、2時間ほどで動作しました。
ちなみに、私はクロック同期設計信者です。
ロータリーエンコーダの取り込みは、ボード上のクロックに同期して4段のシフトレジスタに流して行き、そのビットパターンからエッジを検出します。
メタステーブル対策は2段くらいでいいのかと思いますが、チャタリング除去も考慮して4段使っています。
近々、macOSに特化した記事を公開します。
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